クリスマスピラミッド 濃厚な異国情緒
〔記者佟振國/埔里報導〕クリスマスが近づき、各地で幸福な雰囲気を添えるクリスマスツリーが欠かせない中、埔里鎮はかつてクリスマス飾りの生産・輸出の一大拠点でした。地元のエコファクトリー「敲敲木工房」では、2人のベテラン職人が2ヶ月以上をかけて、高さ3.6メートルの5段式クリスマスピラミッドを製作しました。巧妙な軸設計により各層が回転し、クルミ割り人形のテーマ装飾と相まって、見る人から「かわいい!」と感嘆の声が上がっています。
埔里鎮の敲敲木工房の職人が2ヶ月をかけて製作した、高さ3.6メートルのクリスマスピラミッド。(記者佟振國撮影)
ドイツ発祥 クリスマスの幸運の象徴
クリスマスピラミッドはドイツのエルツ山地発祥のクリスマス装飾で、クリスマスツリーの最も初期の形態とも言われています。通常は木製で、四角、六角、または八角の形状をしており、中央の一本の軸を中心に各プラットフォームを回転させます。クリスマスの時期には地元住民がこれを取り囲んで踊り、新年の幸運を招くと伝えられています。
埔里鎮はかつてクリスマス飾りの生産と輸出で有名で、工芸社や木工場では小さなクリスマスピラミッドが作られていました。ろうそくを灯し、熱気上昇の原理を利用して上部のプロペラを自動回転させるこの装飾は、欧米の家庭で非常に人気のあるホームデコレーションでした。
軸の設計 各層が回転
産業の海外移転や衰退に伴い、埔里のクリスマスピラミッドは約30年間にわたって姿を消していましたが、近年エコファクトリーへ転換した敲敲木工房が、その名高い海外の大型クリスマスピラミッドを忠実に再現することを決意しました。
工房の初代創業者である施坤山氏と施坤清氏が設計・製作に携わり、2ヶ月をかけて高さ3.6メートルの5段式クリスマスピラミッドを完成させました。各層の8本の柱は木工旋盤で手作業により成形され、巧妙な軸設計により各層が回転可能となっています。各層には愛らしいクルミ割り人形が飾られ、照明と音楽に合わせて回転する様子は非常に目を引きます。
施坤山氏によると、クリスマス前にはさらに2つの六角星型のクリスマスピラミッドを製作する予定で、訪れる観光客がドイツへ遠征しなくても、現地の民俗文化を体験できるようになるとのことです。
